業績見通し
2026年3月期の連結業績予想(2025年4月1日~2026年3月31日)
|
売上
|
営業利益
|
経常利益
|
親会社株主に帰属する 当期純利益
|
1株当たり 当期純利益
|
2025年5月13日発表
|
234,600百万円 (前期比5.4%増)
|
20,000百万円 (前期比2.0%減)
|
19,700百万円 (前期比11.5%減)
|
17,400百万円 (前期比0.6%減)
|
113.60円
|
今後の当社グループを取り巻く経営環境は、地政学リスクや米国の関税引き上げなどにより景気の下振れリスクがあります。
このような状況において、当社グループは事業環境の変化に対応し、株主価値を高める経営資本の最適化を進め、グローバルな成長市場で既存ビジネスの拡大と新事業・新製品の展開を加速させ、収益の拡大を図ってまいります。
セイフティシステムズ事業では、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ及びスクイブについて、製品ラインアップの拡充と拡販に取り組み、また基盤技術である火薬を生かした新製品の研究開発に注力してまいります。
ポラテクノ事業では、車載領域で求められるヘッドアップディスプレイ用遮光板、携帯型X線分析装置や電子顕微鏡などに使われるX線分析装置用部材といった特徴ある製品の開発に取り組んでまいります。
機能性材料事業では次世代高速通信システム(5G/6G)、AIサーバ等のデータセンタの普及拡大や自動車の高度電装化に向けた基板及び封止用高機能樹脂、炭素繊維強化プラスチック用エポキシ樹脂、半導体用クリーナー、半導体製造装置、色素材料事業では産業用インクジェットインクをはじめイメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、触媒事業では省エネ・省資源に貢献するアクリル酸やメタクリル酸製造用高収率触媒、脱炭素・水素社会の実現に貢献するグリーン触媒といった特徴ある製品の開発に取り組んでまいります。
医薬事業では、肺がんに対するバイオ医薬品「ポートラーザ®」、血液がんに対する「ダルビアス®」、光線力学診断用剤「アラグリオ®」等の新薬の市場浸透を図ります。抗体バイオシミラーと製剤工夫した特徴のあるジェネリック医薬品を含めたがん関連領域での製品ラインアップの拡充と、安定供給、品質保証体制のさらなる強化に取り組んでまいります。
アグロ事業では、海外を含めたフロメトキン製剤の販売数量拡大に注力し、新規工夫製剤・新規殺虫剤の開発、バイオスティミュラントの開発と導入に取り組んでまいります。
次期(2026年3月期)の連結業績見通しにつきましては、売上高は2,346億円(前年同期比5.4%増加)、営業利益は200億円(前年同期比2.0%減少)、経常利益は197億円(前年同期比11.5%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は174億円(前年同期比0.6%減少)の見通しを立てております。
業績予想における主な為替レートは、144円/米ドルを前提としております。
provided by StockWeather.com,Inc.